2010年5月13日木曜日

あの「Ultima Online」に新作登場? NetDragonとEA

 中国の大手ゲームデベロッパNetDragon Websoftと北米のパブリッシャ/デベロッパであるElectronic Artsは,EAがサービス中のMMORPG「Ultima Online」をベースとする新作MMORPGをNetDragonが開発し,中国,香港,マカオ,インドの各地域においてサービス展開すると現地時間の7月22日,公式サイトで発表した。




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写真は「ウルティマ オンライン ステイジアン アビス」から(以下同)



 NetDragonは現在,中国向けに「Heroes of Might and Magic Online」や「Zero Online」など,多くのMMORPGタイトルをサービスしており,さらにディズニーをテーマにした「Disney Fantasy Online」や,名作「Dungeon Keeper」をベースにした「Dungeon Keeper Online」などのタイトルを開発中でもある。

 Ultima Onlineをベースにした新作については,リリース時期やゲーム内容など詳しいことは発表されていないが,開発はNetDragonと,EA傘下のMythic Entertainmentが協力して行うということであり,クオリティ的には期待が持てそうだ。
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 なぜ今Ultima Onlineベースの新作? という気はするが,そんな中国ではこのところ,オンラインゲームに対する審査が厳しくなっている雰囲気がある。

 4月17日に掲載した記事でもお伝えしたとおり,「World of Warcraft」の最新拡張パック「World of Warcraft: Wrath of the Lich King」が中国での認可を受けられず,その余波でこれまでサービスをしていた中国のゲーム会社の資金調達に問題が発生,結果としてサービス会社が変更されたが,その変更が裁判沙汰に発展したため,データの引き継ぎができないというややこし
い事態が発生していた。

 この件については解決に向かいつつあるようだが,いずれにせよ,当局によるオンラインゲームやインターネットへの規制はなかなか厳しいものがある印象だ。



 Wrath of the Lich Kingが認可を受けられなかったのは,その内容に暴力的な表現があったためと言われており,新たに開発されるUltima Onlineベースの新作では,そのあたりを十分に配慮したものとなるはずだ。










 なお本家のUltima Onlineでは,2009年夏に9番めの拡張パックとなる「ウルティマ オンライン ステイジアン アビス」の発売が予定されており,今までで最大規模となるダンジョンの追加や新種族の追加などのパワーアップが図られる予定だ。1997年の登場以来,10年以上わたってサービスが続けられていながら,まだまだ現役。というわけで,日本での予定は今のとこ
ろないものの,これからの展開に注目したい。

引用元:RMT ワイアード リアルマネートレード総合サイト