こんにちは、かおりんごです。
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4月になり、弊社にも新入社員が入社しました。
彼女の名は、「ありさんご」。
早々にこんな名前つけられて災難ですな。←私がつけたんだけど
ピチピチのお肌がまぶしい、22歳。
腰の痛みを通り越し、最近は膝に痛みも感じる私は、早々に新人路線を撤退することにしました。
本日は、大人の装いで参りました。
そうそう、本企画は全国のケーブルテレビ事業者をめぐり、地方局独自の取り組みを探求するドキュメント企画であります。といっても、これまで関東しか行ってないのですが。第1回、足立ケーブル(現JCN足立)から、次に「い」で始まる局と思いきや、第2回は冬の湘南にはせ参じ、お次はいったいどこへ…?
東京、神奈川ときて、埼玉あたりかな?
(編集部)「次、埼玉の入間(いるま)ケーブルでよろしく」
読みどおりすぎる。もはや突っ込む気力もありません。
新宿大江戸線で練馬に出て、西武池袋線に乗り換え、埼玉県の入間市駅までは1時間ちょい。何故かありさんごは、入間市駅前の風景にしきりに感動しています(動画バージョンは関連記事より)。
駅からタクシーで約10分ほど走ると、入間ケーブルテレビが見えてきました!
小学校の裏手にあり、茶畑にかこまれたのどかな会社は、会社というより公民館というような、のどかな雰囲気。入口に入ると…おおっと、近所のおばあちゃんが受付の社員に地デジの相談をしています!まさに公民館風。ザ、地域コミュニティ。
「いつも会社で相談に乗っているわけではありませんが(笑)。まだデジタル化について理解できてないおじいちゃん、おばあちゃんも大勢いますからね。市民ひとりひとりにデジタル化について教えていくことも、ケーブルテレビの重要な使命と思っています。普段は駅前デジタル体験館で地デジの相談ができるようになっているんですよ」
とお話していただいたのは、営業部長兼地域密着課長の小林さん。
「地域密着課」とは、いったい?
「ケーブルテレビはテレビ、インターネット、電話と広くプランを展開しているところに、昨今の地デジ対応も加わり、問い合わせがとても多いんです。地域の皆様の痒いところに手が届くよう、弊社ではコールセンターのほか、実際にお客さんのところに伺ってサポートする体制もとっています。他局では『メンテナンス』『技術』『サポート』と縦に割っているところも多いですが、うちは広く地域の方の窓口になれるよう、番組制作スタッフも含め、フラットな「地域密着課」としています」
ちなみに営業も地域密着だそうで。家電量販店でのキャンペーンはやっておらず、逆に町の小さな電気屋さんに代理店になっていただき、地デジ化やアンテナを立てる依頼を頂いたご家族に、CATVをご紹介いただくなどの販促をしているそうです。
「現在市民の3分の1にあたる1万8000世帯が加入。そのうち、インターネット利用世帯は1万1000世帯と、テレビとインターネット同時利用の割合が多いです。最大160Mプランがありますが、一番加入されているのが多いのは25Mプランです」。
住居は多くが戸建て。地価が安く、住宅の購入がしやすいところに、副都心線の開通で交通の便もよくなりましたので、若い世代も方も増えているとのこと。先進的な取り組みとしては、WiMAXのサービスインを近く予定されているそうですが。
「6月の商用開始に向けて準備中です。USBドングル貸出による個人向けサービスを予定しています。ハートネットワークさんのWiMAXサービスなど、先行されている成功例を勉強させていただいています(笑)」
多くのケーブルテレビ局がそうであるように、入間ケーブルテレビも今年で開局20周年です。記念イベントはあるのでしょうか?
「20周年ということで感謝の気持ちをこめて、本年はいろんなイベントをやっております。先日、大盛況のうちに終了したのが『大相撲入間場所』です。市民体育館に土俵を作り、白鳳、バルトなどの人気力士を呼び、本物の大相撲を開場しました。入間市には貴乃花親方が毎年小学校を巡業しているなど、これまでも相撲にもなじみが深いこともあり、おかげさまでチケットは完売御礼でした。場所の様子はコミュニティチャンネル(以下コミチャン)でも放送しました」
「また、毎年恒例の市民参加型のゴルフコンペも、今年は一段と豪華に開催予定です。ゲームの様子はコミュニティチャンネルで放映され、ひとりひとりのフォームについて、プロの方にコメントをいただく予定です」
一方で、クロスメディアの展開例もあります。
「給食だいすき!」は、もともとはグループの地域FM局「エフエム茶笛(チャッピー)」からスタートしたコミチャンの人気番組。給食中の子供たちの幸せな笑顔をお届けすべく、毎回市内小学校や幼稚園?保育所の教室から生中継。番組はFM局が出しているフリーパーパーとも連動していて、給食レシピを紙面で紹介しています。大人になった今も、ふと食べたくなる思い出の人気メニュー。自宅で再現できるとは!嬉しいものです。
番組制作を担当する篠田さんにお話を伺いました。
「入間市は自校給食といって、すべての学校に調理師さんが配置され、学校内で生徒の給食を作っています。調理師さんはそれぞれに、地場の野菜をつかったり、無添加、冷凍なしなどこだわりを持った献立を考えています。『給食だいすき!』では普段は表舞台に出ることのない、栄養士さんたちにもスポットライトを当てていきたいと思っています」
ほかにも人気番組が盛りだくさん。
「元気ないるまっ子」も、若手女性社員、尾内さんが一手に制作している番組。入間市立の全小中学校を取り上げ、地元のお囃子クラブや地元の名産狭山茶の茶摘、手もみ体験など、学校独自の地域との取り組みを紹介しています。学校を取り上げる番組制作は、個人情報や安全の観点から学校や教育委員会の側が難色を示しがちなのですが、このように教育委員会が協力して作る番組は全国でも珍しいものです。
本日は「ニュース入間」の収録があるそうで、スタジオにお邪魔させていただきました。さっきまで、スタッフジャンパーを着て番組制作についてお話いただいていた篠田さんが、ジャケットに着替えてご登場!
長いニュースをカメラを前にスラスラと読む篠田さん。
すごい!制作だけでなく、アナウンスもプロ級です!!
「最近はコミチャンの認知度も上がっており、出演したいというリクエストも多くなってきました。地デジ化は現在の加入促進には追い風ですが、同時に電波障害の問題が解消するわけなので、今後ケーブルテレビは番組コンテンツの価値がより重視されてくると思います。コミチャンが面白いから解約したくないといっていただけるような、番組づくりを今後も強化していきたいと思っています」
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